プレミアム・シガーは、吸い口側が閉じた状態で巻かれ、販売されているので、喫煙時にはこの吸い口をカットし、シガーを吸える状態にする必要があります。
この吸い口のカット方法によっても、口元に運ばれる煙の量や空気の流れが変わるので、味わいの感じ方が変わってきます。
代表的なフラット・カットをはじめ、Vカット、パンチカットなどの吸い口のカット方法と、専用シガー・カッターの簡単なご紹介です。
※シガリロ、ミニシガーと呼ばれるものは吸い口が切られた状態で販売されているので、カットする必要がありません。そのまま着火してお楽しみいただけます。
最もポピュラーなフラット(平面)・カットと呼ばれる方法。シガー自体のサイズを選ばず多くのシガーに使える、もっともポピュラーなカット方法です。
ヘッド部の丸みをわずかに残すようにカットした方が口に当てたとき、スマートに馴染みます。
このフラット・カットは切断面が大きくなり、煙がゆったりとに口元へと運ばれるので、喫感も良く まろやかな味わいが楽しめます。
フラット・カット用のカッターも、扱いやすいシザー・タイプや、携帯に便利なポケットサイズの物など豊富に販売しています。
ヘッド対してVの字型にカットを入れる方法。別名キャッツ・アイとも。
立体的に切断するので、見た目より広い断面を作る事ができ、スマートな外観と豊かな喫感が得られます。
良く切れるシガー・カッターと有る程度のコツをつかまないと失敗しやすいかも知れません。切れ味の良いナイフを使ってカットしても良いでしょう。
また、Torpedo、Pyramid、Belicosoといった、吸い口側が尖っているタイプのシガーにはあまり向かないカット方法です。
ヘッドの中央部丸く穴を開けて作るのが、このパンチ・カット(ラウンド・カット)です。
パンチ・カッターをシガーのヘッドに押し付けてから、軽く回転させる事で吸い口を作ります。
安定して一定の吸い口を作る事が出来る上、(専用のカッターを使う事で)簡単に美しいカット面を作る事ができるのも利点です。
あえて気をつける点といえば、あまり深くカットしないように、5mm程度(ラッパーと、バインダーの部分だけ)をくり抜くようなき持ちでカットすると良いでしょう。
ヘッド部のまるみがほぼ残るので、非常にまろやかな口当たりを感じる事ができます。
ピアサーという道具を使い、「カットする」というよりヘッドに穴を開ける感覚のスタイル。
Torpedo、Pyramid、Belicosoなど、吸い口の尖ったシェイプが全盛だった頃に、多く使われていました。
2006/07/16 | Comments (0) | ツイート