現代より、喫煙への意識が高かった近代。
人々の煙草への着火に対するこだわりは、今より深いものが合ったのかもしれません。
現在、ヴィンテージライターと呼ばれるに至るライター達には、今では見られない工夫と発想が詰め込まれています。
至福の一時を楽しむ為の道具だからこそ、 本当に気に入った物を使いたいと考えるのは今も昔も変わらないのではないでしょうか。
kagayaでは過去に生産されたZippoや、既に生産メーカーが無くなってしまった為現在では手に入らない希少なライターを、世界各地より探し出し随時入荷・お取り扱いしております。
1930年代、スイス トーレンス社が製造した一連のライターは、今なお高い人気があります。
特に、「セミオートマチック・オイルライター」などと呼ばれる、複雑な着火機構をもったライターは、側面のボタンを押すと同時にふたが開き、更に自動的に着火が行われます。
トーレンス社は、蓄音機や、オルゴールなどの精密機器を製造しており、この技術がライターにも生かされています。
1927年、ロンソンは世界で初めてのオートマチック・ライター『バンジョー』を世に送り出しました。
以来、優れたクラフトマンシップを継承し、 多くの技術開発を経て緻密でタフな構造とそのデザイン性がかわれ、信頼と人気を得てきました。
現在では主に日本で生産されていますが、当時生産されていた俗に「オールド・ロンソン」等と呼ばれる物は、今なおコレクター達の間で人気があります。
左の写真(下)は、中でも人気の高い「RONSON Bartender」という卓上タイプのライターです。
2006/10/29 | Comments (0) | ツイート